明治文游之會

2018年5月16日

文房清玩 書斎で清らかに遊ぶ。
そこにお茶と盆栽水石があれば言ふ方無し!
田能村直入(南画家)の寓居跡の蔵を改装された場所で煎茶家お二人と明治の煎茶会記をひらきます。

6月10日(日)に第2回『明治文游之会』(於:若王子倶楽部左右)を開催いたします。
『明治文游之會』は、煎茶を喫しつつ、明治時代の掛け軸や工芸品などを観て、触れて、学んで、語り合うサロンです。会場は煎茶家でもあった南画家・田能村直入の寓居跡の蔵を改装してつくられたギャラリー・若王子倶楽部左右です。

第2回は、盆栽研究家の川﨑仁美さんをお呼びして、文人好みの盆栽(「文人盆栽」)について、明治時代に多く刊行された煎茶会記・茗醼図録を紐解きつつ考えていこうと思います。また、実際に文人好みの盆栽を鑑賞してみます
日時:6月10日(日) 
13時からの会(3000円〔茶・菓子代込〕)
各回10名程度
場所:若王子倶楽部 左右(〒606-8444 京都市左京区若王子町15番地)
予約:info@sayuu.jpまでメールにてご連絡ください。
主催:若王子倶楽部 左右(HP: http://www.sayuu.jp/、Facebook: https://www.facebook.com/sayuujp/

 佃梓央(一茶庵 )
島村幸忠(三癸亭賣茶流 )
ゲスト:川﨑仁美(盆栽研究家)

 

 
常盤柿


田能村直入の中国趣味につられてやってみたかった中国式の対飾りを。
日本には無い仕立てなので対称性の破れはご愛嬌。


赤松の文人木
加茂川石「洛東遠望」


あけび

私の問いの一つ「なぜ現代の煎茶家は盆栽をしないのか」。かく言う私も出張が多く現在盆栽を所有していない身。
今回のしつらえは近代出版社が始めたレンタル盆栽/水石を使用。
煎茶家と盆栽の新しい関わり方として提案させて頂きました。